和花で彩る秋
まだまだ暑さは続きますが、少しずつ店頭は「秋」が訪れています。
和花のイメージが強いリンドウですが、大きく束ねてガラスの花器に入れると、爽やかな洋風の装いになります
「秋の代表格の花」と言えば「菊」ですよね。お供え用の花というイメージも強い菊ですが、実は可愛らしい種類があるのはご存知でしょうか?
短く切った菊を丸い花器にころんと生けるのが、イマドキな楽しみ方です
まるでダリアのような大きくて愛らしい菊や、花がボール状にびっしりと詰まった菊など、今までのイメージを覆すような可愛らしい菊が増えて、楽しみのより多いお花として近年海外でとても人気が高いです。
また、呼び方も「マム」と呼ばれていて、母の日(MOM)に使われることもあります♪ 菊は花もちが良いことから「末永く続く」を連想させ、古来より高貴の象徴とされてきたそうです。
大輪のマムと秋の花々をあしらったアレンジメント。菊とは思えない程の豪華な花姿です
また、菊と言えば9月9日の「重陽の節句」ですよね。重陽の節句と言えば日本の五節句の1つであり、菊の花を飾り、菊の花びらを浮かべたお酒を楽しみ、長寿や無病息災を祈願する行事です。
この重陽の節句に、ぜひ菊を「イマドキ」に飾ってみるのはいかがでしょうか?それぞれの花型が楽しめるよう短く切って、一輪ずつを個性的な花瓶に合わせて標本のように飾ってみたり、小さめの菊は秋らしい草ものと合わせてふんわりと風が感じられるように活けたりと、と楽しみ方はたくさんあります♪
「菊」はもちろんですが、女郎花(オミナエシ)やワレモコウ、ケイトウなど風流な秋草たちも自分流に可愛く飾りたいものですよね。季節やご自分の気分によって花器とどう合わせるか?と思い悩むのも、楽しいひと時といえます。店頭ではところどころに小さな花器に生けた花が置いてありますので、ぜひ参考にチェックしてみて下さいね♪
ワレモコウの分け枝などを切り取って、小さな花束のように少しずつ。テーブルやキッチンの小さなスペースで秋の花を楽しめます
9月は菊をはじめとする和花で、秋の始まりを楽しんでみて下さいね!
リンドウやケイトウ、シュウメイギクなど、秋を代表する花たちを集めた寄せ植えです