笑顔で迎えるお盆

暑さが厳しい８月になりました。そろそろお盆の時期が近づいてきましたね。

【お盆】とはよく聞きますが実は仏教の行事のひとつで、仏教用語では【盂蘭盆会（うらぼんえ）】や【盂蘭盆（うらぼん）】とも呼ばれています。

　かつてお釈迦様の弟子のひとりで、何もかも見通すことのできる神通力を持った人が、なき母親の姿を見たところ地獄で苦しんでいたため、お釈迦様の言葉に従い母親を救うためたくさんの僧を招いて一心に供養したところ救われたということが由来で、亡くなったご先祖様が地獄に落ちないよう、地獄より救われるようにとの願いから始まったのが【お盆】という行事です。日本ではこの時期にご先祖様の魂が里帰りしているといわれており、家族や親戚が集まって先祖への感謝と現世の人の安寧を祈る行事とされています。

　お盆の時期には、ご先祖様が迷わずに帰ってこられるように目印となる盆提灯をはじめ、ご先祖様が少しでも早く帰れるようにキュウリやナスでつくった精霊馬、盆提灯と同じく目印にもなり、邪気払いの意味もあり仏壇の周りを清めてくれるとも言われているホオズキを飾り、ご先祖様をお迎えします。ご先祖様が安心して帰ってこられるよう、少しずつ準備を始めたいですよね。

名古屋園芸ではお盆の御供えにオススメなやわらかいお色目のアレンジメントや、お墓参り用のお参り花や仏花などをご用意しております。他にも飾って頂きやすいサイズのおしゃれな器に植え込んだ胡蝶蘭は名古屋園芸オリジナルで、暑い中でもお日もちも良く、お盆のお供えにもお勧めです。

　ぜひご先祖様が帰ってこられるお盆は、ご先祖様が喜んでいただけるようなお花を選んでみませんか？