なんだか春の速さが心配になる
今年は桜もかなり早く咲きましたよね。4月前半にはフジが咲いて、ボタンも咲くという春の花が一斉に咲く傾向があります。ゆっくりと順番に楽しみたいところですが春がギュッと詰まってしまって一気に春が駆け抜けていく感じがします。
自然の世界がそうだと園芸業界も同じ事が言えます。あらゆる花が前倒しの傾向が感じられます。自然に咲くお花よりも園芸店で並ぶお花は約1か月早く店頭に並びます。それがお花によっては2か月ぐらい販売が早くなっているかんじでしょうか。
春の代名詞ゼラニウムも今年でいうと2月には出荷が始まっていました。名古屋園芸でも3月に入ると販売がはじまりました。そして4月前半にはオススメできる生産者のゼラニウムは出荷が終了という速さです。4月いっぱいはオススメしていきたいのですがそれもできない状態です。
夏の定番ニチニチソウも今までだと6月中旬から本格的に始まります。しかし今の状態だと5月中旬には名古屋園芸でも販売が始まりそうです。恐ろしいことに4月前半には市場の出荷は始まっています。5月には夏のお花が始まると、ここ最近の暑さを考えると9月までは夏の花の販売になります。園芸店のお花を見ることでも温暖化が感じることができちゃいます。
名古屋園芸としては旬の花を大事にしていきたい。食べ物にしても旬のものはおいしいですよね。植物も旬のお花を植えることによって無理なく育てることができます。時期がずれると育てるのも難しくなります。ほかの花屋さんより名古屋園芸は全体的に販売が遅いです。しかしこれからはそんなことも言っていられないかもしれません。今までの固定概念を変えていかないとお花も楽しむことがむずかしくなってきたなあと思う今日この頃です。
ニチニチソウといえば奈良の育種家、北島園芸さんのニチニチソウも5月中旬から始まりそうな予感!素晴らしいパフォーマンスのニチニチソウですよ