二十四節気の花飾り - 小暑 大暑 -
蝉の声がにぎやかになる季節。一年を二十四の季節に分け、四季の移り変わりを折り込んだ二十四節気。7月は「小暑」と「大暑」の季節です。季節の移ろいとともに暮らしの中に花のある風景を取り入れてみてはいかがでしょう。
小暑「蝉が鳴き始め、本格的に暑くなる頃。」
梅雨明け前は気温、湿度ともにいとわしい時期です。そんな季節には「クルクマ」はいかがでしょう。夏の花が少なくなる季節にピンクや紫、白やグリーン色の花を咲かせます。花弁に見える部分は苞(ほう)と呼ばれ、トーチのような独特の形状をしています。艶やかな姿が涼しげです。ショウガの仲間でもあるため、爽やかな印象も持ち合わせています。
ブーケ ¥5,500(税込)
使用花材〈クルクマ、サラセニア、トラノオ、ミニパイン、ニゲラの実 など〉
大暑「一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃。」
梅雨が明け、本格的な夏の到来を感じる季節。夏といえば、やはりヒマワリでしょう。明るく鮮やかな黄色い花が元気を与えてくれる植物です。ヒマワリといっても種類は多種多様。一重咲きや八重咲、カラーバリエーションもイエローをはじめ、オレンジ、レッド、ブラウンなど。その日の気分のヒマワリデコレーションを楽しんでみてはいかがでしょう。
ブーケ ¥4,400(税込)
使用花材〈ヒマワリ、アジサイ、カーネーション、トルコキキョウ、アワ〉
クルクマは他にはない花形の個性的な花。ビビッドなカラーが南国気分を演出してくれます。ヒマワリはシンプルな花形が一般的ですが、有名画家の名を冠したゴッホ、モネ、ゴーギャンなど個性的な品種で、絵画風にお部屋をコーディネートしてみては。今月はクルクマとヒマワリで夏を彩ってみてはいかがでしょう。