正月事始め
早いもので今年も残りわずかとなりました。お正月は年神様をお迎えし、良い新年を願う行事です。それを彩るお正月飾りは、やはりとっておきのものを選びたいですね。
カラフルなピンポンマムをおせちのように重箱に詰めました。おせち料理と一緒に食卓に並べたいアレンジメントです
「正月事始め」とは、お正月の準備にとりかかる日のこと。近年ではクリスマスが過ぎたころから飾り始めるのが主流となっており、28日は末広がりの’八’ で縁起が良い日とされていますが、もう少しゆとりをもって、12月13日からご準備を始めてはいかがでしょうか。12月13日は万事に大吉とされる「鬼宿日」にあたることから、年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日となっています。
シンプルな枝物と、器いっぱいに南天の実を敷き詰めるだけでもワンランクアップしたお正月飾りになります
様々な実がはじけ飛ぶような様子が、花を使わずとも豪華なアレンジメントに仕上がります
玄関や門に飾るしめ縄も、モダンでオシャレな物が増えてます。しめ縄は地域によって様々な種類があり奥深いものですが、しめ縄の内側は神聖な場所となり、悪い物を寄せつけないという意味があります。お家でしめ縄を飾ると縁起が良い場所は玄関や門の他にも、厄除けとして洗面所やキッチンなどの水回りに飾っておくのも良いそうです。
大きなバンクシアが目を引くしめ縄飾り。玄関に飾れば存在感はバツグンです
新年を迎えるための晴れやかなお正月飾りを、今年もたくさんご用意しております。ご自宅用はもちろん、ギフトにも喜ばれるお正月飾り。ぜひとっておきを選んで明るい新年をお迎えしましょう。
大人っぽいシックなカラーでまとめた花束。大輪のダリアとマムはお正月にもピッタリの組み合わせです
ハボタンのリースは名古屋園芸では冬の定番になってきています。ナチュラルな雰囲気に仕上がるのでお正月を過ぎても長く楽しめます
お正月飾りというと、どうしても昔ながらのかしこまったイメージのものを思い浮かべてしまいますが、最近では形式にとらわれ過ぎない、現代向きのものもたくさん出てきています。例えば、同じ縁起物の松を飾るにしても、器を少しイマドキのものに変えるだけで印象はガラッと変わります。古き良き慣習ももちろん大切にしつつ、新しいものも取り入れて、より自分らしいお正月飾りを見つけてみて下さいね。
大きくねじれた幹がかっこいい黒松は、ポップな鉢とも相性が良いです